根管治療の術前・術後のレントゲン写真です。虫歯治療した所が、歯冠清掃が不足していたために虫歯が再発し、歯髄炎を起こして激痛が続きました。この治療の症例です。 2021/12/13 術前のレントゲン写真です。画像中央の第二大臼歯が強い歯髄炎を起こして激痛があったので、やむを得ず歯髄(神経)を除去する根管治療をしました。 術後のレントゲン写真です。ラバーダム下で画像左側の歯の根管内を無菌化して、ここに薬剤を密封しました。術前の自発痛はすっかり治り、根管治療はここに終了しました。 隣の歯との間に細菌が貯留したままなのを気付かずにいたため、虫歯が深く進行していました。早く気付けば歯の表層の虫歯治療だけで済みましたが、細菌が深層の歯髄まで進んだので、強い痛みが発生しました。この場合は感染した歯髄(神経)を除去しないと痛みは無くなりません。歯髄は細菌に対して防衛する力が無いので、自然治癒を期待出来ません。このような時は根管治療を綺麗にしておかないと後々面倒な事になります。 根管治療は虫歯治療とはレベルが違います。虫歯治療も精密さを求めれば難しくなりますが、根管治療は之とはまた次元が異なる世界です。これを精密に行うにはかなりの経験と技術と根性を要求されます。 成城学園前 鈴木歯科医院 根管治療