医療法人社団碧山堂鈴木歯科医院

虫歯にならない予防法について|成城学園前駅の鈴木歯科医院 |インプラント・虫歯治療・根管治療

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虫歯にならない予防法について

 高齢化社会にも虫歯にならない予防法が有ります。

 今は昔と違って人生90年、100年の時代です。 90歳、100歳まで「健康」で過ごせることが何よりも大切になってきました。
その為にはそれなりの心構えが是非とも必要です。
何か大切なことがあったらそれを前向きに取り入れた方がより楽しい人生が送れるのではないかと思われます。
 食べ物をいただくのは実に有り難い事で楽しいことです。天からの恵みを受けているわけですから。
ですから野菜や肉を噛んですり潰して胃腸に送り込む咀嚼器官も大切にしましょう。
大切にすればいつまでも保つものですから大事にケアしましょう。

硬い歯にも弱点が有ります。

 食べ物を噛む歯は石灰質で出来ており、同じ石灰質の骨よりはるかに硬いものです。ですから相当固いものを

噛み切り、すり潰す事ができる優れものです。

しかしいくら硬くて何でも噛めると言っても、弱点があります。

それは「酸」「細菌」に弱いのです。

しかし逆に言うと、酸と細菌をコントロールして対処さえしていれば虫歯にならず、歯は長持ちします。

酸と細菌は歯の天敵です。

 食事をすると誰でも口の中は酸性になりますが、これをこのままにしておくと歯の石灰化している構造(アパ

タイト構造)が弱くなります。石灰分が取られて「脱灰」し始めるからです

これは早く元に戻さないといけませんがこの働きをするのが「唾液」です。唾液には酸性を「中和」する作用が

有ります。歯の表面を中和している間に、唾液は更に脱灰した組織を「再石灰化」するので、お蔭で歯は虫歯か

ら助けられています。

食事をすると口の中は誰でも酸性になります。然し食後1時間前後で口腔内は中和状態になり始めます。

口の中を出来るだけ酸性状態のままにしておかないで中和している時間を長くするのが虫歯対策の第一歩と言え

るでしょう。

1日3度の食事による酸性タイムを唾液の力で中和するので、その中和タイムを長くすることが基本中の基本に

なります。中和していると、脱灰した歯の組織は「再石灰化」してまた元の状態に戻ります。ごく軽い虫歯状態

は自然治癒します。中和タイムは再石灰化タイムであり、虫歯自然治癒タイムに繋がります。この天然の防禦シ

ステムを使わない手はありません。

リズミカルな食生活も大切です。

唾液の「隠れた力」を大いに活用している人は虫歯にあまり悩まされません。

唾液の力を発揮させるにはいつも口の中に何か入っていないことです。

いつも何か食べ物が入っていると、唾液に活躍できる時間を与えずに唾液力を強制的に禁止してしまっている

のと同じです。

「食べたら暫く食べない」、ことが重用であり、それを実行して中和、再石灰化、虫歯自然治癒タイムを意識し

て作る事、これが先ず初歩的な心得になります。

以上の食事法、リズミカルな食事間食のコントロールを守ったうえで、次に問題なのは口の中の清掃法です。

 

 

細菌はブラシで取ります。

清掃の目的は、歯の周囲に「粘着した細菌叢」を取り除いて虫歯と歯周病を予防する事です。粘着した細菌叢は

うがいして取れるものではありません。

やはり昔ながらのブラシを使わないと細菌叢は綺麗に取れません。

その綺麗にする方法が問題なのです。

ブラシの使い方が問題です。

そのテクニックを文章で表すのは甚だ難しいので、本当に基本的な事だけをお話しします。

ほとんどの方が

1,ブラシの「圧」が強すぎて運動する「ストローク」が大きすぎます

2,ブラシを「当てるべきところ」が当たっていないのです。

3,ブラシを充てる「時間」が短すぎてあっという間に終わってしまいます。

正しいブラッシングの使い方は。

  効果的で合理的な方法はこれとは全く真逆です。

1,ブラシの「圧」はソフトな力で十分です。

 その代わり20~30回くらい、当てた所をこまめに往復運動します。

 一度に充てるのは2~3歯くらいです。歯を2~3歯くらいのグループに分けてそれぞれのグループを別々に

 清掃します。

 したがってブラシを動かすストロークは小まめになります。

2,ブラシを「当てるべきところ」は、歯と歯肉の境、歯茎です。殊にここを抑える事が歯周病予防の基本で 

  す。

 また、ブラシを使うだけでは足りないのです。歯と隣の歯との間は細菌の格好の隠れ場所、温床、繁殖地です

 からここもきれいに掃き清めなければなりません。この「歯間部」に巣食う細菌はブラシではまず取れませ

 ん。やはりそれ専用の「歯間ブラシ」、あるいは「デンタルフロス」という糸をうまく使いましょう。

3,ブラシを充てる「時間」、歯間ブラシを充てる「時間」はマメにすればそれなりの時間がかかります。しか

 し鏡と相談しながら工夫して自分なりのうまい方法を見つけて身に着けましょう。そうすれば無意識でも効果

 的な方法で除菌できるようになります。そうなれば新聞などを読みながらでも口腔清掃が出来るようになりま

 す。

 ただ、歯間ブラシやデンタルフロスを使うのは大変でしたら、夜寝る前でも、一日少なくとも一度だけでも歯

 間清掃を心がけましょう。

 これをしないと気持ち悪い、というセンスが大切です。

 

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