以下より順次その説明をします。
高齢化社会
現在の日本は高齢化社会です。
大変目出度いことですが、いつまでも健康であることが増々大切になってきました。
体の寿命と健康寿命とが出来るだけ近づく事が望まれる時代になりました。
何時までも健康でいるためには、このシリーズの「基本的な健康法について」にも記載しましたが、日ごろから深い呼吸を心がける事と、食事の時はよく噛む事がとても重要です。
食べ物を一口入れたら、たとえ柔らかいものでも、少なくとも20回は噛み続けましょう。この習慣を身に着けると意識がハッキリします。高齢で意識が混濁しても、よく噛める様になると、記憶も気力もよみがえる例が多数報告されています
今迄の無意識での咀嚼運動を、はっきりと意識の上に乗せて咀嚼と取り組む事が肝要です。
総入れ歯をつくるポイント(1)
総入れ歯を作る時にも幾つかのステップがあります。
入れ歯を作るための最初の段階、型を取ることも大変に重要なポイントです。これが足りないと貧弱な入れ歯になってしまいます。適切な綺麗な型を採取するのはかなり難しいですが、これは良い入れ歯作りの大前提です。
それより難しいのは上顎と下顎との適切な位置関係の再現です。歯を抜かれる度に上下の顎の位置関係は三次元的に変異します。総入れ歯になった時はこれが元の状態よりかなりズレているはずです。これをそのままにして入れ歯を作ってもうまく行くわけがありません。実は総入れ歯製作で一番の難関はここにあると思っています。
*、画像は下顎に装置を付けた治療用の総入れ歯です。臼歯部にフラットなテーブルをつけているのは正しい噛み合せの位置を探るためのものです。
入れ歯についてブログでご紹介
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2023/06/30
入れ歯には色々なタイプがあります。通常は入れ歯を口の中で維持するため、歯にバネのようなものをかけます。これが前の歯だと目立つことがあるので嫌がる方がおられます。このような時に応用されるのが今回の症例のコーヌステレスコープです。
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2023/06/30
総入れ歯の方は、上顎と下顎との位置関係が不明瞭ですからこの正しい位置を求めることが大切です。これが決まると良い入れ歯への道が開けます。そのために予め治療用の入れ歯を作ることが肝要です。
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2023/04/20
当医院は総入れ歯も部分入れ歯も得意にしています。今回の部分入れ歯も具合が良くて、入れてから10年間そのまま使われています。
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2023/04/08
総入れ歯の症例です。12年前に嘔吐反射に対応した総入れ歯です。これは大変に難しい治療です。総入れ歯に大事な部分を削除した形にしなければならないからです。幸にしてうまく対応出来て、今もなお良く咬めて活躍しています。
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2023/01/17
25年以上前に作った総入れ歯です。事情があり大事な口蓋部を外しましたが大変に難しい症例でした。しかし今も活躍しています。