下顎前歯部、感染根管治療の症例です。 2023/03/16 画像中央の歯に大きな虫歯が出来て、深部の歯髄組織(神経)に細菌感染を起こしています。痛みがあり、虫歯の治療では治まらず、感染根管治療の必要がありました。 虫歯を除去し、歯にラバーダムをかけて感染予防をし、マイクロスコープ下で根管治療をしました。細菌の感染により、顎の骨が根尖性歯周炎になっていました。 術前のレントゲン写真です。2本の歯に大きな虫歯で黒い空洞が見えます。そこから歯の根の中央を上下に走る神経の管に細菌感染が起こり、顎の骨に炎症を起こしています。 取りあえず、画像左側の歯の1本だけ根管治療をしました。根管内を何回もクリーニングして無菌化したので、初診時の疼痛はすっかり治りました。最後にここに薬剤を緊密に充填して根管治療は終わりました。 鈴木歯科医院 鈴木浩一郎 根管治療