医療法人社団碧山堂鈴木歯科医院

虫歯治療の基本について

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成城学園前の虫歯治療の基本(Ⅰ)についてお話をする鈴木歯科医院です。

虫歯治療の基本(Ⅰ)アマルガム充填法について。

2023/03/02

 歯科治療で最も基本的なものに歯周病治療と虫歯治療とがありますが、今回は虫歯治療のお話をいたします。

私が歯科の学生の時は、虫歯を除去した後に詰めるものは「アマルガム」か「金属インレー」或いは「金箔充填」、それに「珪酸セメント」だけでした。日本をはじめ、アメリカやヨーロッパなど、世界中の歯科治療はこれらの素材を使って虫歯治療をしていました。

「アマルガム」は世界のどの地域でも使われていましたが、その内容は錫と水銀でした。錫は粉末、水銀は半固体、半液体で、この二つを撹拌して固体化します。これを可塑性が有るうちに口腔内に充填し、硬化したら咬合調整と研磨をします。水銀は容量によっては体に毒性が有りますが、他の素材と反応してアマルガム状態になれば安全性に問題ない、と言われていますが、やはりものが水銀だと心配なのでそのうち歯科治療から撤退しました。いまこれを使っている所は無いのではないでしょうか。歯科器材メーカーも今はこれを生産していません。

このアマルガム充填法は、手技を基本通りに行えばかなり精密に治療出来ます。私も昔は綺麗に充填して、ピカピカに研磨仕上げをしていましたが、経年的に詰めた縁が欠け、また周辺の歯が黒色化する事があります。このような素材ですから、勿論前歯には使えません。

 現在は遥かに優れた素材が開発されていますので、アマルガム充填法は現在使われていません。

 

 

                              成城学園前 鈴木歯科医院

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