他の歯科医院が一度根管治療したものの再治療は大変に難しいですが、うまく行った症例です。 2022/10/05 術前のレントゲン写真ですが画像中央の傾斜した大臼歯に疼痛がありました。既に神経の治療をされていますが、この治療が中途半端なので根管内に細菌が残っており、根の先に根尖性歯周炎が発生しているのが痛みの原因です。細菌が培養され、増殖している根管内を無菌化する事が今回の診療の目指す所です。 この歯を安全に清潔に診療するためにラバーダムを装着する必要があり、其の上でマイクロスコープ(顕微鏡)下で精密な診療を始めます。細菌の培養地になっている根管内を拡大・清掃・洗浄を繰り返し、貼薬してここを無菌化します。次第に痛みの症状は消失し、3回目の診療日にここを薬剤で密封充填の処置をしました。画像で白く見えるのがそれです。これで根管治療は終わりましたが、この後は歯が割れない様に冠を被せる治療をします。 虫歯を放置すると深部の神経まで細菌感染が進み、感染根管治療をしなければなりません。これはもともと難しい治療ですから、早めに虫歯治療をされた方が良いと思います。 成城学園前 根管治療 鈴木歯科医院 根管治療