昔は虫歯治療の時に金を詰めるのがベストでしたが、今はもっと優れた素材が在ります。 2022/11/07 術前の画像です。昔は画像のように金を詰めるのが最高の虫歯治療でしたが、どのような金属であろうと、これは歯と直接接着せずに歯の上に乗っかっているだけです。従って歯と詰めた金属との間から細菌が侵入する可能性が有り、虫歯が再発し易くなります。今の歯科治療法は之とは全く異なる先進的な治療が出来ます。 この歯が水に凍みるようになったので再治療になりました。麻酔下で金属インレーを除去したら、画像の様ようにやはり内部で虫歯が進行していました。 虫歯になったエナメル質や象牙質を綺麗にしました。歯の神経は生きていますが、麻酔が効いているので全く痛くありませんでした。次に充填材が歯に接着するものを詰めるので、前処置として歯に接着の処置をしました。これから少しずつ詰め物をしてゆきます。 接着性のコンポジットレジン材を積層しながら重合して形態を徐々に作って行きます。歯と詰め物との境目が無く、一体化しているので虫歯再発の可能性が低い治療方法です。形態が整ったので咬合調整と研磨をして完成しました。咬合面の裂溝部にステインを入れて本物感を出しています。この治療方法が現代では最も進んでいます。通院回数は一度で、治療時間は一時間でした。 成城学園前 鈴木歯科医院 虫歯治療