小臼歯の被せ物が割れましたが、通院が困難のため、この場で詰める治療をして1回で終了しました。 2022/10/27 術前の画像です。被せてあった冠(クラウン)が割れて、その一部が残っている状態です。被せ直すと回数が3回の通院が必要になりますが、その時間が難しい為、虫歯の充填治療を応用して1回の治療方法で対応しました。 残りの冠を除去し、虫歯も綺麗にしました。かなり深い虫歯が進行していましたが、幸いにして神経は露出せず、痛みも無かったので歯に接着する審美充填の詰め物で対応しました。エナメル質と象牙質とに接着の処理をしました。 接着の処理をした歯の表面にこれから接着性の充填材を積層してゆきます。先ず隣の歯との隣接面から詰め物を積層します。 形態が整ったので咬合調整と研磨をして完成しました。この治療方法で詰め物の一部が欠ける事がもしあったら、そこだけの修復で済みます。 一昔前ならこの様な治療は不可能でしたが、歯科の治療技術や素材の進歩により、このような治療が可能になりました。この後は丁寧な口腔清掃と、定期検診を励行して予防をして頂ければ歯は長持ちしてくれるはずです。 成城学園前 鈴木歯科医院 虫歯治療