虫歯治療には幾つかの方法がありますが、歯が長持ちする精密な治療方法を採るべきです。 2022/11/22 術前の金属インレーが詰められた画像です。詰めて2年位で患者様は冷たいものに痛みを感じたので来院され、再治療をしました。虫歯の治療方法が一世代前のもので、虫歯再発の対策が出来ていない代物です。 麻酔下で金属インレーを除去したらやはり虫歯が進行していたので、エナメル質と象牙質の虫歯を綺麗にしました。今のやり方は必要最小眼の所だけ削除し、余分に大きくは削りません。 綺麗になったので、これから歯に強く結合する詰め物を充填する為、歯の表面に接着の処理をしました。歯と詰め物との境が開いているとそこから虫歯の再発があるので、隙間が無いように詰めなければなりません。 隣接面からコンポジットレジンを詰めてゆきます。ここが一番デリケートな所であり、充填のポイントになる所なので技術と経験が必要です。これから少しずつ詰め物を積層・充填します。 形態が整ったので咬合調整と研磨をして完成しました。金属インレーと異なり、歯との境目が無いので、虫歯再発の可能性が低い最新の治療法です。治療は一時間かかりました。細菌が原因で虫歯になったので、これからは毎日きちっと口腔清掃をして予防に心がける事で虫歯も歯周病も防ぐことが出来ます。丁寧にケアしましょう。 成城学園前 鈴木歯科医院 虫歯治療