入れ歯の捨て方で迷わないために!供養や回収の方法について解説
2025/03/28
使わなくなった入れ歯、どうやって捨てればいいのか分からない、供養してもらうって本当なのか。疑問や不安を抱えていませんか。
実際、入れ歯の処分方法については自治体によって対応が異なり、判断に迷う方が少なくありません。特に金属や磁石が使われた入れ歯は、不適切に捨てることで火葬炉のトラブルやリサイクル不能といった問題につながることもあります。環境省や各自治体の分別指針でも、入れ歯に含まれる素材による分別が重要とされています。
また、近年では使い終わった入れ歯を供養したり、貴金属リサイクルとして社会貢献に役立てる動きも広がっています。処分方法を知っておくだけで、故人への敬意を込めた供養も、環境に配慮したリサイクルも可能になるのです。
この記事では、正しい入れ歯の捨て方を分かりやすく解説します。
正しく知ることは、無駄な損失や後悔を防ぐことにもつながります。
あなたも今日から迷わない捨て方を選びませんか。
鈴木歯科医院は、患者様一人ひとりに合わせて、最先端のハイレベルな治療を提供しております。特に、痛みが少なく外れにくい総入れ歯の作製を得意としており、快適な食生活をサポートいたします。また、虫歯治療や根管治療、インプラント治療にも力を入れ、できるだけ歯を保存することを心がけています。定期的な口腔ケアを通じて、患者様の健康維持に努めております。

鈴木歯科医院 | |
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住所 | 〒157-0066東京都世田谷区成城6丁目4−13 成城フルールビル 4F |
電話 | 03-3483-1919 |
目次
入れ歯の捨て方を間違えるとどうなるのか
入れ歯は医療器具であり、適切に処分しないとさまざまな問題を引き起こす可能性があります。特に、使用済みの入れ歯には細菌や食べかすが残っているため、ゴミとして不適切に捨てると、家庭内で衛生問題を引き起こすことがあります。小さなお子様やペットがいる家庭では、誤って口に入れるリスクもあります。
また、入れ歯には硬い素材や金属が使われているため、破損すると鋭利な断面ができ、ゴミ袋を突き破ったり、作業員がケガをする恐れがあります。これを防ぐためには、入れ歯を捨てる前に洗浄し、乾燥させてから新聞紙などで包む、または専用ケースに入れてから捨てるようにしましょう。
処分ミスの例とそのリスク
誤って燃えるゴミとして捨てた入れ歯が焼却炉を故障させた事例や、金属部分で作業員がケガをした報告もあります。入れ歯にはプラスチック製と金属製のものがあり、見た目では判断が難しいことが多いため、適切な処分方法を確認することが重要です。
金属が含まれている入れ歯を可燃ごみとして処分すると、焼却施設やリサイクル過程で機械の故障や障害が発生する原因になります。特に磁石入りの入れ歯は、磁性アタッチメントがあるため、強い磁力が収集車両や焼却施設の機器に干渉することがあります。
入れ歯の素材と処分方法
入れ歯の素材により、処分方法は異なります。以下の表にまとめました。
入れ歯の種類 | 主な素材 | 処分区分の例 | 備考 |
プラスチック製 | レジン、アクリル系樹脂 | 可燃ごみまたは不燃ごみ | 地域により異なる |
金属床入り | コバルトクロム、チタン | 不燃ごみ、小型金属ごみ | 回収や買取対象になることも |
磁石付き入れ歯 | 磁性アタッチメント | 不燃ごみ(注意要) | 磁力の強さにより施設への影響あり |
ハイブリッドタイプ | 複合素材 | 分解・確認が必要 | 買取可の場合もあり、自治体で対応不可の場合あり |
正しい処分方法
入れ歯を無造作に捨ててしまうと、大きなトラブルにつながります。特に金属や磁石が含まれている場合は、可燃ごみとして捨てないように注意が必要です。処分方法がわからない場合は、自治体の公式サイトで確認し、回収業者やリサイクル団体に相談することが大切です。また、歯科医院で素材を確認することも有効です。
入れ歯のゴミ分別と処分方法
入れ歯はプラスチックや金属など、異なる素材が使われるため、正しい分別が重要です。自治体の分別ルールを守らないと、ゴミ処理施設に影響を与えたり、誤った処理が事故や火災を引き起こすことがあります。ここでは、入れ歯の種類と処分方法について、注意点をまとめました。
プラスチック製入れ歯
プラスチック製の入れ歯はアクリル樹脂やレジンを使用し、軽量で長期間使用できます。しかし、通常のプラスチックとは耐熱性が異なり、高温での焼却が必要です。多くの自治体では、不燃ごみとして処分を求めています。分別を守らないと、焼却炉の不具合や施設の寿命に影響を与える恐れがあります。
処分時には、自治体の分別ガイドラインを確認し、口腔内の細菌や食べかすを取り除き、新聞紙などに包んで出しましょう。
金属が含まれる入れ歯
部分入れ歯や総入れ歯には金属が使われていることがあります。金属製のフレームやバネは貴金属を含んでおり、通常のゴミとして処分するのは避けるべきです。金属は高温で溶けるため、焼却炉の設備に負担をかけることがあります。
自治体によっては、不燃ごみや小型金属類として分類されています。また、医療機器リサイクルプログラムを利用して金属部品を回収することが可能です。
磁石付き入れ歯
磁性アタッチメントを用いた入れ歯は、残存歯やインプラントに固定するため、強い磁力を持ちます。この磁石はゴミ処理場の選別機械に影響を与えるため、適切に処分することが求められます。自治体では、磁石入りの製品を家庭ごみとして出さないように呼びかけています。
特殊素材の入れ歯
セラミックやカーボン系補強材など、複数の素材が組み合わさった入れ歯は分別が難しいです。製造元で使用されている素材を確認することが重要です。特にセラミック補強タイプやハイブリッド構造のものは、破損した際に鋭利な破片が出るため、慎重に扱いましょう。
処分に困る入れ歯の種類と注意点
以下に、入れ歯の種類ごとの主な構成素材と処分時の注意点をまとめました。
入れ歯の種類 | 主な構成素材 | 処分上の注意点 |
磁性アタッチメント型 | ネオジム磁石+金属+レジン | 磁石の影響で選別機械に干渉するため、家庭ごみには出さない |
セラミック補強タイプ | セラミック+チタン合金 | 燃えにくく破損時に鋭利な破片となるため、注意が必要 |
多素材ハイブリッド構造 | 金属+樹脂+カーボンなど | 分別が困難で、歯科医または回収機関の判断を仰ぐことが必要 |
入れ歯の処分は、その素材や構造によって異なります。プラスチック製のものは不燃ごみとして処分することが多く、金属や磁石を使用したものは専用の回収ルートを利用するべきです。また、特殊な素材や複数の素材が使用された入れ歯の場合、専門機関への相談が不可欠です。誤った処分を避け、適切な方法でゴミを分別し、地域の環境保全に協力しましょう。
亡くなった方や家族の入れ歯はどうするか
大切な家族が亡くなったとき、故人が使用していた入れ歯をお棺に入れて一緒に送りたいという感情は自然です。長年共に過ごした入れ歯には愛着が湧き、感謝の気持ちが込められています。しかし、実際にお棺に入れることには慎重な判断が必要です。
多くの火葬場では、金属を含む物品を棺に入れることに制限があります。入れ歯の中には、コバルトクロムやチタン、磁石などの金属部品が使われていることが多く、火葬時の高温でこれらが溶けたり爆発する恐れがあります。金属は完全には燃え尽きず、火葬炉に残留することで機械の故障や清掃作業に支障をきたすこともあります。特に磁石入りの入れ歯や貴金属が含まれるものは、重大なリスクを伴います。
入れ歯の入棺について
火葬現場では、このようなリスクを避けるため、入棺品の確認を徹底しており、金属製の入れ歯を棺に同封することは一般的に避けられています。また、火葬後に金属片が骨壺に混ざることで拾骨時に混乱が生じることもあるため、金属を含む入れ歯の同封は断られることが多いです。
しかし、どうしても入れ歯を形見として持たせたいという場合には、金属や磁石を取り除いた部分のみを入れる、またはプラスチック製のシンプルな入れ歯であれば問題ないこともあります。この場合でも、事前に火葬場や葬儀社に相談し、許可を得てから対応することが大切です。故人を思う気持ちと現場の安全、規則を守ることが大切なポイントです。
入れ歯の種類別対応
入れ歯の素材と火葬場の判断によって対応は異なります。以下の表に整理しました。
入れ歯の種類 | お棺への同封可否 | 注意点 |
樹脂製入れ歯 | 可(場合により) | 金属を含まないことが条件 |
金属入り部分入れ歯 | 不可が多い | 火葬炉への悪影響が懸念される |
磁石付き入れ歯 | 不可 | 強い磁力が火葬設備に影響を与える恐れがある |
特殊素材や貴金属入り入れ歯 | 不可 | 金属混入とみなされ、回収トラブルの可能性がある |
供養の選択肢
使わなくなった入れ歯を処分する際、多くの方が考慮するのは供養です。入れ歯は単なる道具ではなく、長年身体の一部として使われてきたものです。感謝の気持ちを込めて供養したいと感じる方も多いでしょう。日本には入れ歯供養やお焚き上げの文化があります。
入れ歯供養とは、仏式に則って僧侶が読経を行い、使い終えた入れ歯を仏前で供養する儀式です。故人が使用していた入れ歯に感謝や労いの気持ちを込めて行います。お焚き上げは供養の一環として、寺院の境内や専用施設で行われる儀礼で、読経後に入れ歯を焼却し、天に送り返します。ただし、金属や磁石が含まれている場合、燃やすことで有害物質が発生することがあるため、金属部分の取り外しが求められます。
供養方法には合同供養と個別供養があります。合同供養では、他の供養品と一緒に供養されるため手続きが簡便ですが、個別供養はご家族が参加し、専属の儀式として行われます。供養の規模や方式によって所要時間や内容も変わるため、事前に相談することが大切です。
遺品整理での入れ歯の取り扱い
遺品整理を進める中で、故人の入れ歯にどう対処すべきか迷うことがあります。衣類や写真、書籍などと違って、入れ歯は身体の一部として日常的に使われていたため、処分に感情的な抵抗を感じることがあります。清掃業者や親族間で意見が分かれることも多く、適切な方法を知っておくことが重要です。
最も重要なのは衛生管理です。使用済みの入れ歯には唾液や細菌が付着している可能性があるため、直接手で触れないようにし、手袋を着用して取り扱うのが基本です。長期間保存されている場合、入れ歯は劣化していることが多く、再利用や保管には適していません。そのため、処分を前提に扱うことが望ましいとされています。
入れ歯の処分方法
入れ歯を処分する方法としては、主に三つの選択肢があります。ひとつは自治体の分別ルールに従って、不燃ごみや金属ごみとして出す方法です。この場合、金属が含まれているかどうかを事前に確認することが大切です。また、入れ歯を布や新聞紙で包んで他のゴミに混ざらないようにすることで、回収時のトラブルを防げます。
遺品整理や入れ歯の処分は、感情的な側面と実務的な側面の両方を考慮しなければなりません。故人や家族の入れ歯に対する感謝や思いを大切にしながら、適切な方法で対応することが重要です。どの方法を選んでも、現場の規則や手続きを守り、敬意を払うことが大切です。
まとめ
入れ歯の捨て方は、単にゴミとして処分するだけでは済まされない問題です。素材の違いによる分別ルールや、故人の遺品としての扱い、リサイクルや供養といった選択肢まで、多くの要素が関わっています。特に金属や磁石を含む入れ歯を誤って可燃ごみに出してしまうと、火葬施設の故障や焼却トラブルの原因となることもあり、正しい知識と判断が必要です。
また、環境省や各自治体でも、入れ歯の分別に関するガイドラインを整備しております。これらは自治体ごとに異なるため、事前に確認することが欠かせません。
さらに、入れ歯は社会貢献につながる資源にもなります。日本入れ歯リサイクル協会をはじめとする団体では、使用済みの入れ歯を回収し、貴金属部分を抽出して福祉団体へ寄付する取り組みが進められています。処分に困った入れ歯が、他の誰かの助けになるという循環は、使い終わった入れ歯に新たな価値を与える手段ともいえるでしょう。
そして、故人の入れ歯についても、ただ捨てるのではなく、供養や納骨といった形で想いを込めて見送るという選択肢があります。多くの寺院では入れ歯の供養を受け付けており、心の整理とともに敬意を示すことができます。
あなたやご家族の入れ歯が不要になった時、その処分方法は大切な選択のひとつになります。正しい知識を持つことで、衛生面のトラブルや環境への負担を防ぐだけでなく、心の整理や社会貢献にもつながるのです。迷ったときは、歯科医院や自治体、回収団体へ相談することで、最適な対応が見えてくるはずです。正しい捨て方を知ることは、大切な人や社会へのやさしさでもあります。
鈴木歯科医院は、患者様一人ひとりに合わせて、最先端のハイレベルな治療を提供しております。特に、痛みが少なく外れにくい総入れ歯の作製を得意としており、快適な食生活をサポートいたします。また、虫歯治療や根管治療、インプラント治療にも力を入れ、できるだけ歯を保存することを心がけています。定期的な口腔ケアを通じて、患者様の健康維持に努めております。

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住所 | 〒157-0066東京都世田谷区成城6丁目4−13 成城フルールビル 4F |
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よくある質問
Q.金属が含まれる入れ歯はどうやって分別すればよいですか?
A.金属製のインレーやブリッジ、クラウンが含まれる入れ歯は、多くの自治体で不燃ごみまたは小型金属類として処分されます。ただし、自治体ごとにごみの分別ルールが異なり、窓口や市役所での確認が必要です。誤って可燃ごみに出すと収集拒否されることもあるため、自治体の分別一覧や排出ルールを事前に参照するのが安心です。
Q.使わなくなった入れ歯はリサイクルできますか?
A.入れ歯には貴金属が含まれていることがあり、NPO法人や日本入れ歯リサイクル協会などが回収を行っています。回収ボックスの設置場所は協力医院や市役所にあることが多く、受付時間や持ち込み方法は事前に電話などで確認できます。再資源化された金属は福祉や支援事業に寄付されるため、社会貢献にもつながる方法として注目されています。
Q.故人が使用していた入れ歯はお棺に入れてもよいのでしょうか?
A.金属や磁石が含まれる入れ歯は火葬時のトラブルを避けるため、火葬炉に入れることができない火葬場もあります。自治体や施設によって対応が異なるため、事前に火葬センターや葬儀業者に相談することが必要です。入れ歯の供養を希望する場合は、寺院でのお焚き上げや遺品供養に対応している窓口を通じて丁寧に処分する選択肢もあります。
Q.入れ歯を長期間保管する際に気をつけることはありますか?
A.予備として保管する入れ歯は、ケースに入れて高温多湿を避け、定期的に中身の状態を確認することが大切です。新聞紙や紙製の包材で包むだけでは衛生面に問題があり、カビやバクテリアの繁殖リスクが高まります。家族間での誤使用を防ぐためにも、ネームタグをつける、専用容器で管理するなど、衛生と安全の両面から対策を講じる必要があります。
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