25年以上前に作った総入れ歯です。今も活躍しています。

画像は上顎の総入れ歯です。通常は口蓋部は全て覆うのですが、患者様は嘔吐反射が強いので、ここを抜いて無口蓋の入れ歯になっています。この治療はものすごく難しく、すぐに落ちてしまいますが、うまくできたのでずっと安定しています。

上顎の入れ歯を裏側から見た所です。入れ歯の中に白金加金の金属で造ったフレームで基礎的構造を造っているので、極めて安定しています。

下顎の総入れ歯ですが、これを造る前に上下とも治療用の義歯を入れて、上顎と下顎との正しい位置関係を探していました。望ましい位置関係を再現する事はとても大切な事で、これが確定した所で人工の歯を並べ、本義歯を造りました。

下顎の総入れ歯を裏側から見た所です。やはり白金加金のフレームを入れて丈夫にしています。殆ど何でもものすごくよく噛める様です。